格安引越への道(3)

2002.7.22作成

いよいよ、業者を決定する時がやってまいりました。現在はほぼ2社に決まっており、サービスの良い蟻社 VS 価格の安いパンダ社 です。安いといってもほとんどサービス的にも蟻社と変わりませんが、「社員のみ」と「家電のサービス」が気になっている程度の差なので両方デマならパンダ社ってところでしょうか。

 

世界一魅力的な電化製品が安くなるサービス!?

パンダ社との打合せの後、蟻社に匿名で電話して電話受付の人に電化製品のサービスについて質問した。なんとなく若い声で
曖昧な答えばかり返ってくるので、
YES/NOの2択問題で質問したがやっぱり曖昧でその場を切り抜けようとしているだけだった。結局なんとか聞き出せた答えをまとめてみると、6社が出す価格の最低額にはなるが、こちらが提示した価格以下になるかどうかは分からないという答えだった。つまり、こちらが出す価格は参考の値段ということだ。がっかりで、騙されたっていう気持ちで一杯だった。

しかし、電話対応の係りの曖昧な返事だったので後で蟻社の上司に電話した時に確認することにした。この時はまだ蟻社の営業マンをまだ信じてたので・・・

 

ついに蟻社の最終価格発表

夜、19:00に約束どおり、蟻社に値引き後の金額を聞くため電話した。
担当の営業マンの上司にあたるKさんに繋いで欲しいと言うと、電話中なので終わり次第連絡させるとのことだった。
19:55まで待ったが電話がなかった。パンダ社は20:00までしかやっていないとのことだったのでもう一度、蟻社に電話した。今度はあっさりKさんに繋がれた。電話終わり次第って、とっくに終わってたんちゃうんかい?!
ひとまず抑えて、最終価格を聞くと一条工務店の提携割引により
60,000円でお願いしますとのことだった。

8/10の土曜日午前便作業員4人(社員)6万円。どれをとってもパンダ社より上だった。
電化製品のサービスについて聞くと、やはりそんなうまい話はないということだった。営業の話が食い違っていたが、「当日しっかり作業するのでこれでお願いします」値段が想像以上に安かったので、決定した。ダンボールは明日持ってきてもらうことになった。

 

断りの電話は、つらいな〜

さて、ここからが厄介で断りの電話をしなければならない。

まずはパンダ社に電話すると、担当の営業さんはまだ帰っていないとのことでその上司が対応してくれた。別の会社に決定した旨伝えると、何やら堅苦しい口調で説得しだしたというよりは、説教をはじめた。
「うちは、ISOを取得して作業内容ががすばらしい」「日本全国を叉に掛けており、非常に安定していて北海道で赤字が出ても九州でその分を取り返せばやっていける」(何これ?)「値段だけで飛びついて、後で痛い目見るのも嫌でしょう」
と淡々と偉そうな口調に、こっちもだんだん腹が立ってきた。断ったとたん、文句ばかり言う会社なんてやめて良かったとつくづく感じた。

「今はそんなことを聞きたくて電話したのではなくて、既に別会社と契約を交わしたので今更いくら説得されても困る」
と言うと、
「ふふんっ」
と鼻で笑って
「契約って言っても、口約束なんだからどうにでもなるよ」
だって。ムカッ。でうにでもなってもお前にゃ頼むかっ。こいつとはこれ以上喋りたくないってことで、怒鳴って電話を切った。営業マンはすんごくいい人だったのに、あんな上司の対応じゃ全て台無しです。

数分後、契約が取れなかったことを聞いたパンダ社の営業担当から非常にテンションの低い声で電話があった。
「決める前に、一言言ってくれれば(最悪な)上司に駆け寄って頑張ったのに・・・」
と非常に悔しそうだった。
なんか本当に申し訳ないことをした気がしたが、あの上司のことを考えるとそんな情は直ぐに吹っ飛んだ。先程の、電話での上司の対応ぶりを全てぶちまけ、ここんとこそこまでムカつくやついなかったんで
「あんたんとこで頼まなくて本当よかったよ」
とまで言ってやった。
あの営業マンのノルマが取れなくても、あの上司は痛くも痒くもないので、かわいそうだったがそういう流れだったので仕方がない。ひとまず電話を切った。

箱舟社にも1次通過なりませんでしたと伝えた。価格だけでなく作業員の数、サービスでも負けてましたとアドバイスしておいた。結構あっさり話はついた。ようこそ籠社はもちろん連絡はしていないし、その後音沙汰もない

またまた、パンダ社の営業担当から電話が掛かってきて担当の上司がいろいろと失礼なことを言いすいませんと誤りの電話がはいった。なんか
「最近別の支店から来たばかりとの事で、あまり良く分かっていない」
って言ってたけど、あの応対は、どこの支店でも通用しないんじゃないかな〜。社会の常識が良くわかってない人ってことかー。
それで、支店長(副支店長だったかも)に早速連絡したところ”ごめんなさい価格”で5万円でどうですか?とのことだった。

私の中でもうパンダはないって思っていたのだが、なかなか引き下がってくれない。蟻社と契約は口約束の為、今からでも変更はいくらでもできるということだ。5万円を蟻社に言ったらもっと下がるかも知れないのでとりあえず電話してみるということで、待っててもらうことにした、どちらにしてもそうした方が早く肩が着きそうだったしね。

蟻社に、
「パンダ社が5万円とのことなので、揺れている」
と伝えると
「値段はもうぎりぎりなので当日の内容で見てください」
と念を押された。うまく丸め込まれた形だったが、何か信用できそうな口調だったので、うまさに負けた。パンダの上司と比べたからかな? 当日は宜しくと伝えて電話を切った。

再び、パンダ社に電話した。やっぱり蟻社でいくと伝えると、どこで蟻社に負けたかだけ教えてくださいとわれた。
心動いたのは、「一条工務店のお墨付き」と「サービスの割には安い」ということ。決定打は「上司の応対」だった。
それでも、まだ食い下がろうとするので最後の切り札ということで
「あんたのところの上司が、値段だけで決めるなって言っていたし、こんな安くなると逆に(人権費が安い人を雇われるのが)怖いので」と言って、本当に最後の最後にして頂戴と電話を切った。

これでやっと長い2日間が終わった。明日になればダンボールが運ばれ早速準備に取り掛かれる。

 

●上乗せされた見積もり額 !?

パンダ社の見積もりは、初回見積もり時には4万円(運賃)+6万(人件費)+2万(オプション)=12万円で割引をしていく会話のなかで、そのうちの4万円(運賃)は削れない費用と言っていた。蟻社の場合も運賃は削れないと言っていた。

先ほどの電話で、パンダ社で5万円ってことは人件費が1万円ってことになる。作業員は3から4人ということなので1人につき人件費は2500円〜3300円ってことになります。こんな値段であなたはこの熱い中、引越の作業してくれますか?マージンを考慮するとバイト料いくらになるんでしょうか。

ということで、結論的には4万円(運賃)は削れない費用っていうのが嘘。
もしくは私が5万でやってもらっても初回見積もりの12万円でやる人もいるので、2人の平均で85000円になります。これくらいなら妥当って感じですので、すぐ元は取れるということです。だから下手すると、すごーく値切る人の引越代金までも見積もりに入っているので、よその人が運んでもらった分まで支払うことにもなりかねませんので、大富豪の方以外はせっせと値引き交渉に励みましょう。

パンダ社の担当の上司が言っていた
「日本全国を叉に掛けており、非常に安定していて北海道で赤字が出ても九州でその分を取り返せばやっていける」
いうのがまさにこのことを言っています。

しかしこれは、パンダ社、引越業界に限らずどこの世界にも当てはまる経営の常識でしょう。車も値切るのが当然っていう世界ですよね。言いたいのは、実費用に上乗せされた部分を最低でも正当価格まで値引きさせなければ無駄な費用が必要となるってことです。

 

今回は非常にヒートアップしてしまい、何年かぶりに熱くなってしまいました。まあパンダ社の全社員がこんな人ってことはないでしょうが確実にイメージダウンしてしまいました。

良い事はあまり伝わらないのに悪いことはすぐに伝わってしまう業界ってのが、なんとなくわかりました。自分の大切な家具を運んでもらう業者をどこにするか?パンフレット上のサービス、価格はほとんど差はありません。判断する基準は何かというと、営業マンの対応や既に引越した人からの噂です。良い会社って聞けば、その会社を含む何社かで見積もりを取るでしょう。印象悪い会社って聞いたら、いくら運が悪かっただけだったのかもしれないけれど見積もりすら取ろうとはしないでしょう。その違いなんですね。

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