不具合修復への道(10) ―番外編―

2003年2月 作成

残土処理について(2002. 9. 1)

工事中の外構を何気に見ていると、ふと重大なことに気づきました。どう見ても土が足りないのです。
外構工事の人に聞くと、2t車3杯くらい足りないということだった。地鎮祭終了後に外構屋の営業さんと一条の基礎の現場監督(※1)を交えて地域の条例、団地の規則の範囲で高くできるぎりぎりでGLを設定しました。

(※1)一条工務店では完成までに現場監督が2人いて、上棟の前後で交代となります。
   本HPでは上棟前を基礎の現場監督、上棟後を現場監督と表記しております。

残土処理で10万円(※2)ほどかかったので、一番高くGLを設定し残土処理量を少なくしてもかなり高い請求額となり驚いていたのだが、ここへ来て、逆に2t車3台分の土が足りないとはいったいどういうことでしょうか。明らかに計算ミスではないのか。もちろん、誤差が生じるのはわかるが、2t車3台って誤差の範疇ではないでしょう。

(※2) 請求額 110,250円 ・・・ 5,000円 × 21m = 105,000円

リビングの窓(サッシ)が外れない件で営業担当に連絡したついでに、外構で土が2t車3台分足りないと伝えた。21mの残土処理を行い、現在5mの土が足りない。費用にして5,000(円/m)×5m=25,000円分は残土処理をしなくてもよかった金額であり、更に土を入れる金額を上乗せするとシャレでは済ませない金額となってしまう。
しかし、誤差範囲内ということだった。

なんとも腑に落ちなかったので、今度は基礎の現場監督に電話で聞いてみた。
資料を調べて見るとのことだったが、外構屋に連絡したようだ。

[回答]
家の下の部分の土を掘って、庭などの部分に盛ると土は時間が経つと沈む。
土の性質はそれぞれの土地によって異なる為、残土処理する業者もそれを予測することができないため少し多めに取るそうだ。後から追加で処理すると余計に費用が嵩むからだとのこと。

[熟考]
しかし5000円/立方メートル という単価設定の明細から判断すると後からでも割高になるはずはない。つまり最初に16m運搬し必要となったら更に5m運搬しても(16m×5000円) + (5m×5000円) で一度に21m運搬した金額と何が違うのかが分りません。

実際は交通費、人件費などが2重にかかる為に費用が嵩むからというのが理由でしょう。そうすると明細書が偽りの明細書ということになります。何を基準に5,000円/m なのか? 恐らく、(人件費、運搬費としてかかった総費用)÷(残土量)で後から割り出した金額なのでしょう。端数が綺麗すぎるので、適当に切り上げられている可能性もあります。

一条としては客のことを第一に考え一般的にこのように大目に持っていくようにしているそうです。ちなみに私の知り合いも土が足りないと嘆いていました(一条ではないですが)。初めに、そういった説明とか一言あればいいのに、「外構工事時に設定したGLの高さになるよう、無駄のないように」と伝えておいてこの結果だったので、納得できません。

結局外構屋さんのサービスで無料で足りない土は入れて頂けましたが、無駄に25,000円を支払ったという事実に変わりはありません。明細書が偽造されたものと認めるか、責任を取って大目に処分する為にかかった費用を返却してもらうかなんとかしてもらいたいところです。残土処理は基礎の現場監督(か営業担当)と基礎業者との間で個人的に契約されたものなので、おそらく一条本社にそのような費用が発生したことなどのデータは一切ないのではないでしょうか。ただ、一条工務店を介さないためマージンが省かれる(あくまで省かれる)為安くできると聞いていたのですが、結果としてはプラスマイナス0で同じだったのかも知れません。正式ルートでの発注ではなかった為もありますが、またしても建築業界のルーズさが身にしみた1件でした。

[アドバイス]
今後建築される方は、このあたりのことは事前に確認するようにしましょう。ギャンブルで余分に持っていくなと言うこともできるはずです。あと正しい明細をもらいましょう。「知らないと、その勝手にやられてお客様の為を思ってと」いわれるだけです。不要な土は建築中には横の方に置いておき外構工事の時に本当に不要な量のみを持っていってもらうのが一番無駄な費用が発生しないので、土地が広くて残土をよけるスペースがある人にはおすすめです。

 

大修復について(2002.12. 1)

一条工務店のマネージャー、工事長、営業担当がやってきました。

この打合せの日時を決める電話の時には何をしに来るのかをどうしても教えてもらえなかったので、最初は探りながら話を聞きました。まずはマネージャーより、今までの不備があったことへの謝罪から始まり現在不満・不安を抱えている箇所は全て気が済むまで修復すると(不具合修復への道7〜9)という内容でした。

以前、風呂場のコーキングに穴が空いて2回修復してもらいましたが、当時内部に水滴、湿気が入り密閉した為カビ床のようになっているのではないかと心配してました。その時は、全く問題無しという回答をしてもらい我々の中では既に終わっていたのに、再びシーリングを外して内部を確認するという話が出たので「やっぱり少しはヤバイと思ってるじゃん」とまたまた不安になりました。

先日発見し、現場監督、工事長に説明し見てもらった箇所をもう一度確認してもらい今後どのような工事をしていくかの提案をいただきました。先日確認してもらい誤差範囲内で修復はしないとなっていたものに関しても修復するということでした。

次に本ホームページの「不具合修復への道」にて誤解を招きそうな表現があるということでその指摘部分の説明を受けました(不具合修復への道(1)〜(5) 最終回答として掲載済み)。

今回の打合せで分かったことは、一条側の説明の曖昧さ(誤解を招くような回答)と我々の建築に対する知識のなさが重なり、双方での認識の違いが生じ不信感を感じていたという結果になった。建築知識に関しては、建築のプロと素人であるため、一条側が完全に納得するまで説明をすることを怠ったことが原因となっていると反省されていました。

先日あるKさんという方から、不具合が多数発生しクレームを付けているが対応してもらえないという方からメールを頂きました。ぜひ、マネージャーに伝えてほしいということで、個人名を明かし不具合内容のリストを提出し対応していただくよう伝えた。内容は本社に報告し対応するとのことでした。 Kさんからのメールはこちら

以上のような、苦情が我HPに集中していることを伝えた。最大の理由は一条HPに苦情・意見のを送れるメールアドレスが公開されていないということです。悪戯メールの対策や、人件費を考えると仕方ないと思いますが、あるのとないのでは企業イメージが違ってきます。本社に伝え、お客様からの意見・苦情を送れるシステムを作ると宣言されました。現在一条HPにCGIのフォームが設置されています。ただ、「良くある質問・苦情」などで、過去の事例などを公開したくはないとは思いますが、公開してほしいですね。オープンな会社というイメージ作りには欠かせません。

私は(何もできませんが)苦情などのメールを貰うことは別になんとも思っていないので今までどおり連絡などじゃんじゃんお寄せください。ただ一条側からしてみれば言われたくないクレームまで公開されてしまうのはきついでしょう。

[質問・不具合.85] -2002.11.21-
和室とリビングと間の襖の回りの部分ですが、ネジが丸見えになってました。

[修復・回答]  -2002.12. 1-
マネージャーさん、営業担当にこのことは伝えずにこの部分の施工方法はと質問してみました。答えは、ネジなどは使用することはないとのことでした。そして、その後実はネジが丸見えなんですと伝えると「これは合わせてある上側の方が下がってこないように、わざわざ大工さんがこのようにしてくれた」とのことで、グレードアップの仕様だそうです。こういわれると納得するより仕方ないのですが、見える部分にネジ剥き出しというのも何かおかしいと思ってしまいます。

それに下の写真をみていただければ分かるとおり、ずれてこないようにネジがうってあるのに、既にずれているのはどういうことでしょうか。そのようなサービス精神がある大工が、わざとこのようにずらした施工をしたとでもいうのでしょうか?

それとも、ここ数ヶ月でネジを打ってあったにも関わらずずり下がってきたのでしょうか?ネジを打ったお陰でこれだけのずれで収まったんだ、感謝しろってことでしょうか。どちらにしてもちょっと苦し紛れの答えのように思えてなりません。また、それがどちらにしても見た目は悪い結果となっています。

これで大工=◎っていうのも納得いきません。

あまり良い感じの大工ではなかったし、次の修復のときは変えてもらおうかと思います。

この家を建てた大工が一番良く分かっているので、その大工に修復してもらうのが良いとは言ってましたが。修復する技術を持ち合わせているなら、最初っからやれって思うし、どっちにしても「やる気なし・いい加減」、もしくは「へたくそ」のどちらかなのでCHANGE!

 


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